— スキンケア基礎知識 · NO.017 —
ファンデが毛穴落ちする原因は?小鼻・頬に入り込むときのベースメイク見直しポイント
朝はきれいに仕上がったのに、お昼や夕方になると、小鼻や頬の毛穴にファンデが入り込んでいる。
鏡を見たときに、ファンデを塗ったはずなのに、かえって毛穴が目立って見えると、少し落ち込みますよね。
このような状態は、一般的に「毛穴落ち」と呼ばれることがあります。
毛穴そのものをなくすというより、ベースメイクの塗り方や肌状態を見直すことで、毛穴落ちが目立ちにくい仕上がりを目指すことが大切です。
毛穴落ちファンデとは?
毛穴落ちファンデとは、時間が経つにつれてファンデーションが毛穴の凹凸に入り込み、点々と目立って見える状態のことです。
特に目立ちやすいのは、小鼻・頬・鼻まわりです。
皮脂が出やすい部分や、乾燥でファンデが密着しにくい部分では、ベースメイクが均一に見えにくくなることがあります。
ファンデが毛穴に入り込みやすい主な原因
原因1:ファンデを厚く塗りすぎている
毛穴を隠したくてファンデを重ねるほど、肌の上に厚みが出やすくなります。
厚みが出ると、時間が経ったときにヨレたり、毛穴の凹凸に入り込んだように見えたりして、かえって毛穴が目立って見えることがあります。
ファンデーションは、一度にたくさん塗るよりも、少量ずつ薄くなじませることがポイントです。
原因2:汗・皮脂でベースメイクが動きやすくなる
汗や皮脂が多い日は、肌の上のファンデーションが動きやすくなります。
特にTゾーンは皮脂によるテカリが出やすく、鼻まわりのファンデが浮いたり、毛穴に入り込んだように見えたりしやすい部分です。
ただし、皮脂を気にしてパウダーを重ねすぎると、頬の乾燥や粉っぽさが目立つこともあります。
Tゾーンと頬では肌の状態が違うことがあるため、同じ塗り方で仕上げないこともポイントです。
原因3:頬の乾燥でファンデが密着しにくい
頬が乾燥していると、ファンデがなめらかに広がりにくく、粉っぽく見えたり、細かい凹凸が目立ちやすくなったりします。
乾燥が気になる日は、メイク前の保湿で肌を整えてからベースメイクに入ると、粉っぽさやムラを防ぎやすくなります。
ただし、スキンケアを塗ってすぐにファンデを重ねると、なじみきらずにヨレることがあります。
保湿後は少し時間を置き、表面のべたつきが強い場合は、軽くティッシュオフしてからメイクすると仕上がりを整えやすくなります。
原因4:マスク・手・パフの摩擦
マスクのこすれ、手で頬を触るクセ、パフで何度もこする動きも、メイク崩れにつながることがあります。
毛穴が気になる部分ほど、こすって隠そうとしがちですが、ファンデはこするよりも、少量をやさしくトントンとのせる方が、仕上がりを整えやすくなります。
原因5:Tゾーンのテカリと頬の乾燥が混在している
おでこ・鼻・あごのTゾーンはテカりやすいのに、頬は乾燥しやすいという人もいます。
このように部位によって肌状態が違う場合、顔全体を同じように仕上げると、Tゾーンは崩れやすく、頬は粉っぽく見えることがあります。
毛穴落ちが気になる日は、Tゾーン・小鼻・頬で塗る量や仕上げ方を少し変えてみるのがおすすめです。
毛穴落ちが気になる日のベースメイクのコツ
1. 毛穴が気になる部分は下地で薄く整える
毛穴をすべてファンデで隠そうとすると、厚塗りになりやすくなります。
小鼻や頬の毛穴が気になる日は、毛穴カバー系の下地を部分的に使い、先に肌表面を薄く整えておくのがポイントです。
下地も塗りすぎるとヨレの原因になることがあるため、毛穴が気になる部分に少量ずつなじませましょう。
2. ファンデは少量をトントンとのせる
ファンデは一度にたくさん塗るのではなく、少量ずつ薄く重ねるのがおすすめです。
特に毛穴が気になる部分は、横にこすって伸ばすよりも、スポンジやパフで軽くトントンとのせるイメージです。
「隠す」というより、「薄く整える」と考えると、厚塗り感を防ぎやすくなります。
3. 小鼻は最後に少量だけなじませる
小鼻は皮脂が出やすく、ファンデがたまりやすい部分です。
最初からたっぷり塗るより、顔全体に塗ったあと、スポンジに残った少量をなじませるくらいでも自然に見えやすいです。
小鼻のキワは、パフを折る、スポンジの角を使うなどして、やさしく押さえるように整えましょう。
4. パウダーは必要な部分だけ軽くのせる
皮脂によるテカリが気になるTゾーンには、パウダーを軽くのせると仕上がりを整えやすくなります。
ただし、頬の乾燥が気になる人は、顔全体にたっぷりパウダーを重ねると粉っぽく見えることがあります。
Tゾーンは軽く押さえる、頬は必要な部分だけにするなど、部位ごとに調整してみてください。
外出先で毛穴落ちしたときのお直し方法
毛穴落ちが気になったとき、いきなり上からファンデを重ねると、さらに厚く見えてしまうことがあります。
お直しの流れは、次のようにすると自然に見えやすいです。
- ティッシュやあぶらとり紙で汗・皮脂を軽く押さえる
- ヨレた部分をスポンジで軽くならす
- 必要な部分だけ少量のファンデをトントンとのせる
- Tゾーンだけ軽くパウダーで整える
ポイントは、こすらないことです。
落ちた部分を隠そうとして強くこすると、さらにムラになりやすくなります。
毛穴落ちを目立ちにくくするために避けたいNG習慣
- 毛穴を隠すためにファンデを何度も重ねる
- 小鼻をこするように塗る
- 乾燥した頬にパウダーを重ねすぎる
- 皮脂を取ろうとして何度も強く拭く
- メイク前のスキンケアがなじむ前にファンデを塗る
毛穴落ちが気になると、つい「もっと隠さなきゃ」と思いがちです。
でも実際には、重ねすぎよりも、肌状態に合わせて薄く整えることが仕上がりを左右します。
まとめ:毛穴落ちは「隠す」より「薄く整える」
ファンデが毛穴に入り込むように見えるときは、ファンデそのものだけでなく、塗る量・下地・汗や皮脂・乾燥・摩擦などを一緒に見直すことが大切です。
毛穴が気になる日は、すべてをファンデで隠そうとせず、下地で薄く整えて、ファンデは少量をトントン。
厚塗りより、薄く整える。
この意識だけでも、ベースメイクの見え方は変わりやすくなります。
肌の状態や使用するアイテムによって仕上がりには個人差があります。赤み・かゆみ・強い乾燥・湿疹などが続く場合は、無理にメイクで隠そうとせず、皮膚科などの専門家に相談してください。
参考文献
- 資生堂|ファンデーションの種類別塗り方
- 資生堂|ベースメイク徹底解説
- Kao Beauty Brands|毛穴を目立たせない塗り方のコツ
- Kao Beauty Brands|ファンデーションの毛穴落ちはこう防ぐ!塗り方のコツ
- American Academy of Dermatology|Dermatologists’ top tips for relieving dry skin
- American Academy of Dermatology|How to control oily skin
- Cleveland Clinic|What Is My Skin Type and Why Does It Matter?
- 厚生労働省|化粧品の効能の範囲の改正について