— 成分ガイド 2026.08.18

— 成分ガイド · NO.012 —

グリシルグリシンの効果とは?毛穴研究の根拠をやさしく解説

2026.08.18 · 更新 2026.09.11 · 25分 · みお
目次(16項目)
  1. グリシルグリシンとは?毛穴の話で名前が出る理由
    1. 「毛穴が目立つ」の正体は、穴の大きさではなく凹みと影
  2. グリシルグリシンの効果は、どこまで確かめられているのか
    1. 根拠を「誰が・何を・どの形式で」で並べ直す
  3. まだわかっていないこと
  4. 自分の毛穴には期待できる?タイプ別の期待値
    1. 「効果ない」と言われるときに起きていること
  5. 足す前に、減らしたいこと3つ
  6. 使うなら押さえたい、濃度・期間・組み合わせの考え方
    1. 濃度は「高いほどいい」と言えるのか
    2. 期間の目安
    3. 他の成分との組み合わせ
    4. 手作り用の粉末を自分で希釈するのはどうか
  7. よくある質問
  8. 買い足す前に、いまの手順を一度見てみる
  9. 参考文献

「毛穴が小さくなる成分」。そんな言葉と一緒に、グリシルグリシンという名前を見かけた方は多いかもしれません。

期待と同じくらい、「本当なの?」という気持ちも湧いてきますよね。その疑いは、まったく正しいものだと思います。

この記事は、この成分を勧めるために書いたものではありません。調べてわかった範囲で、期待していい範囲を渡すために書きました。扱うのは毛穴の文脈で語られる特定のジペプチドの話で、ペプチド全般の話ではありません。

グリシルグリシンの効果として報告されているのは、毛穴まわりの角化の乱れに着目した肌印象の変化です。

その根拠は、資生堂が学会で発表した受賞研究と、同じ研究グループによる限られたヒト試験に集約されています。

そして期待できる方向(皮脂の刺激で毛穴まわりが乱れているタイプ)と、期待しにくい方向(たるみ・黒ずみ)は、はっきり分かれます。この記事で先に渡したいのは、その上限と下限です。

グリシルグリシンとは?毛穴の話で名前が出る理由

グリシルグリシンは、グリシンというアミノ酸が2分子つながった「ジペプチド」です。

化学情報のデータベース PubChem では、分子式は C4H8N2O3、分子量は 132.12 と記載されています。

つながる前のグリシン自体は、角層の天然保湿因子(NMF)を構成する遊離アミノ酸のひとつとして知られています。日本化粧品技術者会の用語集でも、NMFの主成分はアミノ酸類だと説明されています。まったく肌に縁のない物質ではない、というのがこの成分の出発点です。

そのうえで、最初に置いておきたい前提があります。グリシルグリシンは化粧品成分です。医薬部外品の有効成分として承認されている、という記録は調べた限り見当たりませんでした。

紛らわしいのが、医薬部外品原料規格(外原規)との関係です。原料メーカーが公開しているページでは、この成分は外原規の品目として案内されています。

ただし外原規は、原料の品質を定めた規格集です。規格があることと、効能が承認されていることは別の話。美白の承認有効成分のような「効能つきのお墨付き」を意味するものではありません。

化粧品の成分表示では「グリシルグリシン」と書かれるほか、「ジペプチド-15」という表示名称も登録されています。成分データベースでは、INCI名 Dipeptide-15(旧称 Glycyl Glycine)として整理されています。手持ちの製品の全成分を見るときの手がかりになるかもしれません。

なお、ペプチド全般——ハリやエイジングの文脈で語られるもの——は、この記事の範囲外です。そちらはペプチド化粧品の効果と使い方にまとめています。同じ「ペプチド」でも、語られている文脈が違います。

「毛穴が目立つ」の正体は、穴の大きさではなく凹みと影

グリシルグリシンの話をする前に、もうひとつ前提を。

研究主体である資生堂の企業サイトでは、目立つ毛穴は穴そのものが大きくなっているのではなく、毛穴のまわりの肌が「すり鉢状」に凹んでいたと説明されています。

凹みがあれば、そこに影が落ちます。目立ちを作っているのは穴の直径ではなく、この影のほう——という捉え方です。

毛穴が目立つ仕組みを示した断面図。平らな肌と毛穴周囲がすり鉢状に凹んだ肌を比較し、凹みによる影が毛穴を目立たせる様子を解説

この記事で「毛穴が小さくなる」という書き方をしないのは、表現を控えているからだけではありません。研究が見ていたのは穴の直径ではなく、そのまわりの状態だったからです。言葉を正確にしておいたほうが、期待の置き場所もずれずにすみます。

グリシルグリシンの効果は、どこまで確かめられているのか

ここがこの記事の背骨です。「効果がある」と語られるとき、その根拠はどのレベルにあるのか。

出所は資生堂の研究です。企業サイトでは、2006年に開かれた IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)の大阪大会で最優秀賞(ポスター発表)を受賞した研究として紹介されています。

同じページには、グリシルグリシンを配合した溶液を2ヵ月間使用する試験を行い、毛穴の目立ちについて改善が認められたと記されています。

ただし、そこに被験者数と配合濃度の記載はありません。何人に、何%を使ってもらったのかは、このページからは読み取れませんでした。

忘れずに添えておきたいのは、これが研究主体である企業自身の発信だということ。中立な第三者による評価ではありません。

**ヒトでの検討は、学術誌にも載っています。**書誌情報は J Dermatol. 2009;36(2):120-3(DOI: 10.1111/j.1346-8138.2009.00605.x)です。

ただし PubMed で確認すると、この文献の種別は Letter(レター) で、抄録は掲載されていません。全文は出版社サイトで有料公開されており、今回の執筆にあたって本文を入手することはできませんでした。

もうひとつ、書誌情報の周辺からわかることがあります。この文献の著者は、資生堂の研究グループです。

ところが、このレター自体の PubMed の記録に所属欄はありません。手がかりは別のところにありました。

同じ著者(Iida・Inomata)が名を連ねる2005年の論文には、所属として Shiseido Research Center, Yokohama, Japan が記録されています。

さらに、グリシルグリシンを不全角化(角化の乱れ)の抑制剤とする欧州特許が出願されていました。優先日は2003年11月、出願は2004年11月です。出願人は資生堂で、発明者にもこの2名が含まれています。なお特許は、その発明に新規性や進歩性があるかを審査した結果として与えられるものです。効能が承認されたかどうかと、特許の有無は別の話。効能が公的に認められたことを示すものではありません。

この特許は2024年11月に存続期間が満了しており、いま独占権があるわけではありません。ただ、受賞(2006年)もレター(2009年)も、権利化を進めていた時期の発信でした。特許を出願していたということは、この成分に商業的な利害がある立場でもあった、ということです。

企業サイトの紹介と学術誌のレターは、出す場所が違うだけで、発信しているのは同じ研究グループだということになります。学術誌に載っているからといって、独立した第三者が追試した、という意味にはなりません。

ここは翻訳が必要なところです。「論文がある」ことと、「原著論文として査読され、詳細な条件まで公開されている」ことは、同じではありません。

2009年の文献については、公開されている書誌情報だけでは人数・濃度・具体的な年齢まで確認できません。別の公開資料で確認できる条件は、下の表で出典を分けて示します。

読み取れたのは、論文タイトルに書かれた単盲検・半顔法という設計まで。加えて PubMed の索引語には Male が付き、Female は付いていません。年齢の索引語も Adult・Middle Aged・Young Adult と、成人の区分だけが付いています。ここから、対象は成人男性だったと読み取れます。ただしこれらは索引語であって、具体的な年齢を示すものではありません。

確認できた条件は出典とともに示し、原典で確かめられない数値は転載しません。研究用溶液の結果を、市販品の効果を保証する数値としても使いません。

ここで、混ざりやすい話をひとつ。「皮脂に含まれる不飽和脂肪酸が角化細胞へのカルシウム流入を引き起こし、毛穴まわりの角化の乱れにつながる」という説明です。よく引用されますが、これはグリシルグリシンそのものの効果を示した研究ではありません。

出所は 2005年の Journal of Investigative Dermatology に掲載された原著論文です。ヘアレスマウスの皮膚と、培養したヒト角化細胞を使った検討で、オレイン酸などの不飽和脂肪酸を与えると細胞内カルシウム濃度が上がり、角化の異常が起きたと報告されています。ただし、この論文が観察したのは表皮の角化とマウスの皮膚表面であって、毛穴そのものを測った試験ではありません。

つまりこれは「表皮の角化に何が起きうるか」の説明であって、「グリシルグリシンがそれを解決する」の証明ではありません。研究の流れとしてはつながっていますが、根拠としては別の棚に置くべきものです。

根拠を「誰が・何を・どの形式で」で並べ直す

研究資料は、出典ごとに確認できることが異なります。

資料公開資料から確認できる範囲読むときの注意
資生堂の企業サイトにある研究紹介配合溶液を2か月使用した試験の紹介人数・濃度はこのページには記載されていません
日本ペプチド学会ニュースレター No.68(2008年)、飯田年以による解説社内の男性21名を対象に、配合液と無配合液を左右の顔に使う1か月の試験。頬の型を採り、毛穴部分の断面積を測定しています資生堂の研究者自身による報告です。掲載誌が学会の刊行物でも、独立した第三者の追試を意味しません
2009年の Journal of Dermatology 掲載文献PubMedで書誌情報と単盲検・半顔試験を示す題名を確認できますPubMedには抄録がなく、本記事では文献本文を未確認です。人数・濃度等をこの文献から確認したとは扱いません
不飽和脂肪酸と角化に関する機序研究肌の状態が乱れる仕組みを考える資料グリシルグリシン配合化粧品の使用結果を直接示す資料とは分けて読みます

ニュースレターは毛穴部分の面積の変化を報告しています。ただし、使われた研究用溶液の結果を、市販品やすべての肌質で得られる効果に置き換えることはできません。また、上表の資料が同一試験を説明しているかは確認できていないため、人数や期間をつなぎ合わせて一つの試験として紹介しません。

資料から確認できる研究条件はあります。一方、それだけで自分に合う製品や使用期間、黒ずみ・たるみへの効果、安全性まで判断できるわけではありません。

出典:資生堂の研究紹介、日本ペプチド学会ニュースレター No.68、2〜3ページ、PubMedの書誌情報

まだわかっていないこと

確認できなかったことを、独立させて並べます。淡々といきます。

  1. 長く使い続けたときのデータ — 今回確認した資料の観察期間は、出典により1か月または2か月です。それより長く使い続けた場合のデータは、この範囲では確認できませんでした。
  2. 女性での再現性 — 今回確認した資料だけでは、女性における再現性を判断できません。別資料の条件を一括りにせず、それぞれの対象集団を確認する必要があります。
  3. 高い配合量の有効性と安全性 — 今回確認できた資料の範囲では、市販品との濃度・処方の同等性や、高配合量ほどよいとする判断はできません。
  4. イオン導入が必要かどうか — 必要とする記述と、塗るだけでよいとする記述の両方が流通していますが、一次情報での裏づけは確認できませんでした。
  5. たるみ毛穴・黒ずみ毛穴への作用 — 機序からの推論はできますが、それを確かめた試験データは見つけられませんでした。
  6. 敏感肌・アトピー肌での安全性 — 「マイルド」「危険はない」といった記述は販売側・送客側のページに見られますが、それを支える一次データは確認できませんでした。
みお
みお

わからないことがあるのは、使ってはいけないという意味ではありません。期待の置き方を変えるだけです。ここを混同すると、成分の評価は簡単に極端へ振れてしまいます。

自分の毛穴には期待できる?タイプ別の期待値

「効果がなかった」という声が出るとき、その理由は成分の善し悪しではなく、方向のずれで説明がつく場合があります。

自分の毛穴がどのタイプかで、期待していい範囲は変わります。詳しい見分け方はここでは繰り返しません。毛穴タイプ別スキンケア完全ガイドにまとめてあるので、まずそちらで自分の位置を確かめてみてください。

毛穴の状態主に関わっていることこの成分に期待できる範囲根拠の種類
皮脂の刺激で毛穴まわりが乱れている角化の乱れ研究が対象にしていた方向出典によって一部の条件を確認できます。詳しくは上の研究資料の表を参照してください。
詰まり・黒ずみが目立つ角栓・皮脂の酸化方向が別。この成分だけでは期待しにくい推論(試験データ未確認)
頬のたるみ毛穴(涙型)肌を支える構造の変化方向が別。この成分だけでは期待しにくい推論(試験データ未確認)

表の下2行は、あくまで機序からの推論です。試験で確かめられた話ではない、と正直に書いておきます。

頬が涙型に落ちて見えるタイプの毛穴は、そもそも向き合う相手が違います。そちらが気になる方は30代の頬のたるみ毛穴が目立つ理由のほうが役に立つはずです。

グリシルグリシンに期待できる毛穴と期待しにくい毛穴を比較した図。角化の乱れに関わる毛穴、黒ずみ・詰まり毛穴、たるみ毛穴の違いを整理

「効果ない」と言われるときに起きていること

「効果がなかった」と語られる場面を、この記事では次の3つに整理してみます。

  1. 毛穴タイプが違う — 研究が見ていた方向と、自分の毛穴の方向が別だった。この場合、成分も期待も間違ってはいません。組み合わせだけがずれています。
  2. 観察期間と実感時期の違い — 試験の観察期間と個人の実感時期は同じではありません。短期間で判断したことだけを、効果を感じない理由と決めつけることはできません。
  3. 期待値の設定 — 「毛穴がなくなる」を合格ラインにすると、どんな成分でも不合格になります。基準そのものが、結論を先に決めてしまうことがあります。

足す前に、減らしたいこと3つ

ここからが、この記事でいちばん伝えたいところです。

研究が想定している出発点は「刺激によって毛穴まわりの状態が乱れること」でした。もしそうなら、刺激を足し続けながら成分だけを足すのは、打ち消し合う動きになります。

新しい一本を買う前に、見直せるところがないか。3つだけ挙げます。やめなさい、という話ではありません。1回減らす、途中で手を止める。その粒度で十分です。

  1. こする洗い方 — 泡を立てずに指で往復させる、時間をかけすぎる。無意識のうちに続いていることが多い動作です。心当たりを確かめるなら洗顔のやりすぎサインをどうぞ。
  2. 毛穴パックの頻度 — 取れた実感が強いぶん、つい繰り返してしまうケアです。どのくらいの間隔なら無理がないかは毛穴パックの頻度の目安に整理しました。
  3. 落としすぎるクレンジング — 落ちる力の強さと、肌への負担は同じ方向に動きやすいものです。心当たりがあればクレンジングで毛穴が悪化するサインを先に読んでみてください。

減らしてから足すほうが、変化にも気づきやすくなります。同時にいくつも動かすと、何が効いたのかがわからなくなるからです。

みお
みお

これは「足すな」という話ではなく、順番の話をしています。

使うなら押さえたい、濃度・期間・組み合わせの考え方

そのうえで取り入れるなら、という前提で。商品の推薦はしません。

濃度は「高いほどいい」と言えるのか

市販の化粧水や美容水には、配合量を「6%」と表示している製品がメーカーの公式サイトで確認できます(製品名は挙げません)。

一方で、今回確認した公開資料では、試験に使われた濃度を確認できませんでした。

残るのは、市販品の配合量が試験と同じ条件なのかどうか、読者側から確かめる手段がない、という状態です。高い配合量のほうが良い結果につながる、という根拠も見つけられませんでした。

数字が大きいほど安心、という読み方はいったん保留にしておくのが誠実だと思います。使用感の重さや刺激の感じ方には個人差がありますし、そこも数字だけでは決まりません。

期間の目安

確認した資料ごとの観察期間は、上の表に示したとおりです。これを、その期間使えば効果を実感できるという目安には置き換えられません。使用頻度や方法は製品の表示に従い、刺激が出た場合は使用を中止してください。

他の成分との組み合わせ

グリシルグリシンを配合した製品には、ほかの成分を同時に配合したものが少なくありません。方向性の違う成分を組み合わせて設計するのは、化粧品では一般的なつくり方です。

ただし、グリシルグリシンとほかの成分の相互作用について、一次データは確認できませんでした。ですから**「併用してはいけない」とも「併用すると効果が上がる」とも書きません**。どちらも、いまの手持ちの情報では言えないことです。

手作り用の粉末を自分で希釈するのはどうか

グリシルグリシンは、手作りコスメ用の粉末原料としても流通しています。5g・50gといった単位で、原料販売店の通販ページに並んでいます。

危険だと煽るつもりはありません。ただ、化粧品としてつくられた製品には、濃度の管理、防腐の設計、容器の衛生まで含めた組み立てがあります。

自作すると、その部分をすべて自分で引き受けることになります。そこまで含めて設計された製品を選ぶ理由は、成分そのものとは別のところにある——というのが、調べてみての実感です。

よくある質問

Q1. 副作用や刺激はありますか?

A. 化粧品成分として広く配合されていますが、合う合わないには個人差があります。安全だと請け合えるだけの情報は持ち合わせていません。心配なときはパッチテストを、刺激を感じたときは使用を中止して医師に相談してください。

Q2. 敏感肌でも使えますか?

A. 敏感肌やアトピー肌を対象にした安全性のデータは確認できませんでした。試すなら、少量から、ほかのアイテムを増やしていないタイミングで。何かあったときに原因を切り分けられる状態にしておくことが、いちばんの備えだと思います。

Q3. イオン導入は必要ですか?

A. 必要とする記述と、塗るだけでよいとする記述の両方が流通しています。一次情報での裏づけは確認できなかったため、この記事ではどちらにも与しません。

Q4. 何ヵ月くらい続ければいいですか?

A. 研究の観察期間と、使う人が変化を感じるまでの期間は別です。研究期間だけを理由に継続を勧めることはできません。製品の使用方法を守り、肌の状態を見ながら判断してください。

Q5. 医薬部外品の美白成分のような「承認された有効成分」ですか?

A. 調べた範囲では、承認された有効成分として確認できるものではありませんでした。化粧品成分です。原料メーカーは医薬部外品原料規格(外原規)の品目として案内していますが、それは原料の品質規格の話であって、効能が承認されたという意味ではありません。

Q6. 朝と夜、どちらに使うものですか?

A. 一次情報での指定は確認できませんでした。手元の製品の使用方法に従うのがいちばん確実です。

買い足す前に、いまの手順を一度見てみる

この記事で渡したのは、買う理由ではなく、期待していい範囲でした。

グリシルグリシンは、毛穴まわりの角化の乱れに着目して研究された化粧品成分です。研究条件を一部確認できる資料はありますが、それだけで市販品を使った自分の結果を予測することはできません。

だから、判断の順番はこう置けると思います。

グリシルグリシンを買い足す前の3ステップ。毛穴タイプを確認し、こする洗顔や毛穴パックなどの刺激を見直してから成分を足すか判断する流れ
  1. 自分の毛穴がどの方向のものか、まず確かめる
  2. いま刺激になっている手順を、ひとつ減らしてみる
  3. そのうえで、足すかどうかを決める

減らしてからでも遅くはありません。成分の見方そのものを整理し直したい方は、美容の教科書から辿ってみてください。

みお
みお

正解をひとつに決めなくていい、と思っています。わかっていることと、わかっていないこと。その両方を並べたうえで自分の条件で選べたなら、それはもう、じゅうぶんに確かな選び方です。

参考文献

  • 飯田年以.女性の肌悩み「毛穴の目立ち」をジペプチドで解決! 日本ペプチド学会ニュースレター.2008年4月,No.68,2–3頁.著者所属:資生堂・ライフサイエンス研究センター.公開PDF
  • 資生堂「女性の肌悩みNo.2の『毛穴の目立ち』は、解消できる!?」IFSCC大会受賞研究の紹介 https://corp.shiseido.com/jp/rd/ifscc/13.html
    • ※これは資生堂のページ名をそのまま記載したもので、本記事はこの和文タイトルを効果の保証として扱ってはいません。
  • Iida T, Kaneko M, Kawai E, Muta-Takada K, Inomata S. Glycylglycine decreases the size of conspicuous facial pores: Single-blinded half areas of face-applied study. J Dermatol. 2009;36(2):120-3.(Letter / 抄録非公開。所属欄の記載はなし。索引語に Male・Adult・Middle Aged・Young Adult・Single-Blind Method) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19284462/
    • ※論文タイトルは原文どおりの書誌情報です。本記事はこの表現を効果の保証として扱っていません。
  • Katsuta Y, Iida T, Inomata S, Denda M. Unsaturated fatty acids induce calcium influx into keratinocytes and cause abnormal differentiation of epidermis. J Invest Dermatol. 2005;124(5):1008-13. DOI: 10.1111/j.0022-202X.2005.23682.x(所属: Shiseido Research Center, Yokohama, Japan) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15854043/
  • 欧州特許 EP1688126B1「Glycylglycine as parakeratosis inhibitor」出願人: Shiseido Co Ltd / 発明者に Iida・Inomata を含む(優先日 2003-11-27 / 出願 2004-11-22 / 2024-11-22 に存続期間満了、Status: Expired – Lifetime) https://patents.google.com/patent/EP1688126B1/en
  • PubChem「Glycylglycine」CID 11163 https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/11163
  • Cosmetic-Info.jp「グリシルグリシン(化粧品)」 https://www.cosmetic-info.jp/jcln/detail.php?id=718
  • Cosmetic-Info.jp「ジペプチド-15(化粧品)」 https://www.cosmetic-info.jp/jcln/detail.php?id=14179
  • 米山薬品工業株式会社「医薬部外品原料規格・グリシルグリシン」 https://www.yone-yama.co.jp/amino/list/556-50-3jsqi.html
  • 日本化粧品技術者会(SCCJ)化粧品用語集「天然保湿因子」 https://www.sccj-ifscc.com/library/glossary_detail/1126